


こちら!
東京では、様々なバスが
活躍しています!
多くの人々から必要とされ、利用されているバス。東京には多くのバス会社があり、「路線バス」、「高速バス」、「観光・貸切バス」それぞれが安心・安全な交通手段として、毎日東京中を走り回っています。
東京を走るバスは
約1万台
全車両をつなげると約130km!
山手線を約4周できる距離と
同じです。

現在の
乗合バス
6,800台
現在の
貸切バス
3,960台
450社
東京だけで450社ものバス会社があります。
バスの種類によって変わる、
運転士の仕事
- 路線バス
- 地域密着。子供からお年寄りまで、人々の生活に寄り添う交通インフラ。街中で比較的短区間を運行します。地域の大切な"足"の役割を担っています。
- 高速バス
- 都市と都市を結ぶ長距離輸送。運行距離は区間によって様々ですが、一人の運転士が運転できる距離や時間が定められています。昼夜を問わず、都市間移動の役割を担っています。
- 観光バス・貸切バス
- 観光地めぐりや行楽、バスツアーで利用される観光バスや、学校や企業が貸切で利用する貸切バスは安全な移動手段のほか、楽しい思い出を共有する場としての役割を担います。
環境に優しい取り組み
導入が進む、
環境に配慮したバス
- ハイブリットバス
- 水素電池を搭載し、電気エネルギーを減速時に生み出し、加速時に使用することで燃費向上に役立てます。
- 燃料電池バス
- 燃料電池で水素と酸素を反応させることで電気を作り、走行します。走行によるCO2の排出がありません。
バスが1人・1km移動するときに
排出する
CO2 の量は
乗用車の半分以下
地球環境に優しい交通機関です。

安全・安心への取り組み
安心して乗車いただくため、
バスには先進的な
安全装備が備わっています。
- ABS
(アンチロック•ブレーキング•システム) - 滑りやすい道路などで急ブレーキを踏んだ際、車輪のロックを防ぎ、ブレーキの制動力を維持したまま、車体姿勢とハンドル操作を保つ装置です。とっさの時も安全な回避が可能です。
- 衝突被害軽減
ブレーキ - 前走車に気づかず接近して衝突の恐れがあると音でブレーキを促したり、自動でブレーキが作動する安全装備。衝突速度を20km/hまで下げることで運転士の安全を守ります。
- ドライバー異常時対応
システム - EDSSとも呼ばれ、バス運転士が突然の病気などにより安全に運転できない状態になった際、乗員や乗客が非常停止ボタンで車両を自動的に停止させることができます。
新型コロナウイルス
感染予防の取り組み
-
- 新鮮な外気を車内に取り入れ、
車内の空気を車外に排出します。
約3〜5分で車内の空気が入れ替わります。
-
- 運転席と客席の間に防護スクリーンを設置し、
飛沫感染を防ぎます。
バス運転士の仕事を紹介します!
路線バス
地域の足となる
一般路線バス
路線バス運転士は担当路線ごとに乗車するバスが決まっている会社もあれば、運転士個別に乗車するバスが決まっている会社もあります。定刻運行を行うため、時間に厳しいのはどのバス会社も同じですが、出勤時、終業時の点呼が行われるほか、乗務のたびに点呼を行うケースもあります。また、アルコールチェックも厳格に行われ、万全の安全管理体制で運転士と乗客の安心を守ります。



- 特徴
- 1日の勤務時間
約11時間(休憩を含む) - 「3勤1休」または「5勤2休」、
月間の休日数は8~9日
高速バス
高速道路を運行して
遠方輸送を行う高速路線バス
東京から地方都市、あるいは空港などへの輸送を行う高速バス運転士。シフトによって乗務するルートをローテーションで組んでいるケースが多いです。点呼やアルコールチェック、健康チェックなどはもちろん、週あたりの拘束時間、連続での乗務日数や運転時間も法律で定められており、乗務員の安全管理も厳格です。また、夜行バスの乗務や遠方輸送のため現地での宿泊もあります。



- 特徴
- 1日の勤務時間
約11時間(休憩を含む) - 運行区間によっては、
現地泊や夜間の乗務も行います。
観光バス・貸切バス
観光バス、団体バスなど、
貸切輸送を行う貸切バス
路線バスや高速バスが「乗合」であるのに対し、バスツアーなどで利用される観光バスはいずれも「貸切」での運行となっており、お客様とのふれあいが醍醐味のひとつでもあります。
また、路線バス・高速バス同様、過労防止のための制度が法律できちんと定められ、安全管理面もしっかりと守られています。



- 特徴
- 全国津々浦々の観光地が目的地。
お客様へのサービスも重要です。 - 観光シーズンが繁忙期。シフト等で勤務日数をしっかり管理しています。
必要な資格と
サポート体制
大型二種運転免許が必要です
- 大型二種免許取得を支援する
運転士養成制度 - 大型自動車第二種運転免許を持たない人が、バス運転士になれるよう、バス会社によっては一定の条件を満たせば費用を負担してくれる制度があります。
- 運転技術や安全の指導など社内研修
- バス運転士の心得、接客方法などの社内研修のほか、ベテランの指導員が運転技術を伝授する現場研修などの手厚いサポートがあります。
- 社会保険・
年金 - 「雇用保険」「労災保険」
「健康保険」「厚生年金」など
- 健康サポート
- 定期検診のほか
独自の健康プログラムを用意する会社も
- 各種手当
- 精勤手当、無事故手当、慶弔見舞金など
- 住宅支援・
家賃補助 - 住宅支援制度、家賃補助を
用意する会社もあります。
- 仮眠室・
休憩室 - 高速バス・観光バス運転士用の
休憩スペースや仮眠室。
- 旅行•レジャー
- 優待などによる旅行やレジャーの
割引制度など。
安全管理
- バスの安全管理体制
- 乗務員の健康状態や居眠り等の
重大な交通事故を防ぐために、
バス会社では適切な
乗務員の健康管理、
安全管理に努めています。
- 法令による安全管理体制
- バス会社は、バス運転士の健康を守り、安全運行を厳格に推進するため、法令による安全管理体制の整備が義務づけられています。厚生労働省がバス運転士の労働時間等の基準を定め、さらにこれをもとに国土交通省が交替運転士の配置基準等を定めています。
- バス運転士の健康サポート
- バス会社でも運転士の健康管理をしっかりと行なっています。定期健康診断のほか、アドバイザーによる健康指導、SASスクリーニング検査や脳ドックなどを行う会社も増えています。